あなたのフォルダ管理は
劇的にラクになる!!!

第三章の「３．あなたの文書作成はもっとムダをなくせる」では、コミュニケーションや資料作成といった、毎日の業務に欠かせない「文書作成」に焦点を当てて効率化の考え方と手法をご紹介しました。

本章では、文書だけではなく様々なファイルや、それらを格納してまとめるフォルダをより効率的に作成および管理する方法をお届けします！

最も快適なフォルダー整理術

フォルダー管理とはシンプルであるべき!

フォルダーを効率的に管理する方法、皆さんはしっかり確立できていますか？

フォルダーの整理が苦手で、デスクトップに無造作にファイルを置いてしまっている方も多いかもしれません。

しかし、これでは作業効率が下がり、必要なファイルがすぐに見つからず、ミスが発生しやすくなります。仕事で必要なファイルがなかなか見つからず、困った経験がある方も多いのではないでしょうか。

パソコンを使っていると、どんどんファイルが溜まっていきますよね。特に、外部からのファイル共有が頻繁にあったり、ダウンロードしたファイルが増えたりすると、あっという間に「どこに何があるのか分からない」状態になってしまいますよね。

データをスムーズに管理するためには、効率的なフォルダー管理が欠かせません。ポイントは「シンプルさ」と「使いやすさ」です。過度に細かく分類しすぎると、一見整理されているようでも、フォルダー作成に時間がかかったり、目的のファイルにたどり着くまで時間がかかったりと逆に非効率になることがあります。

したがって、フォルダー管理とは、シンプルで直感的な管理方法を心がけ、必要なファイルをすぐに見つけられるようにすることが重要です。

本章では、以上のコンセプトを基に、最適なフォルダー管理方法をご紹介します！

これは、私自身が実際に実践している方法で、効果を実感しているものです。

フォルダー管理の２つの手法

ファイルの管理方法にはいくつかの選択肢がありますが、一般的には「フォルダー分け」と「タグ付け」の2つが主流になります。

フォルダー分けとは

フォルダー分けとは、ファイルを階層構造で分類し、特定のフォルダに保存して管理する方法です。

この方法では、目的に応じてファイルを分類でき、階層が明確なので、ファイルがどこにあるか一目でわかるようになります。また、決まった場所にファイルが整理されているため、迷うことなく目的のファイルにアクセスできる点もメリットになります。

目的に応じてファイルをフォルダー階層で分類し、整理する
‍

しかし、この方法にはデメリットもあります。フォルダーの階層が深くなりすぎると、目的のファイルを見つけるのに時間がかかってしまう点です。
‍

でも、安心してください。このデメリットは階層分けの仕方を工夫することで解消されるので、その方法については後程詳しく解説します。

タグ付けとは

タグ付けとは、ファイル名にキーワードを追加して管理する方法です。

この方法では、ファイルの保存場所を気にする必要がなく、検索機能を使って簡単に必要なファイルを見つけることができるため、フォルダーを細かく分ける手間が省ける点が大きなメリットです。

たとえば、契約書には「Aプロジェクト_B社_契約書」といったタグを付け、キーワード検索で目的のファイルをすぐに見つけられるようにします。
‍

しかし、この方法では、ファイル名を入力する際に一貫したルールに基づいて名前を付ける必要があります。

そのため、新しいファイルを頻繁に作成する場合にファイル名を書く手間が発生したり、外部からダウンロードしたファイルの名前を一つずつ変更しなければならず、結果的に非効率になることがよくあります。
‍

新しいファイルを作成するたびに毎回ファイル名を付け直すのは手間がかかるため、大量のファイルを効率よく管理するのには不向き
‍

そのため、私はタグ付けよりもフォルダー分けの方が、結果的に効率的であると考えています。

したがって、「フォルダー分け」という手法を用いて膨大な数のファイルを適切に管理するフォルダー分けをご紹介します。しかしながら、前述の通りフォルダー分けにもデメリットはあるため、今回はその課題を踏まえた上で、より効果的なフォルダー管理の方法をご紹介します！

フォルダー階層は3階層にする

フォルダー分けでデータを管理する場合、フォルダーの階層は基本的に3階層までに留めます。なぜなら、階層が複雑になりすぎると、目的のファイルまで簡単にたどり着くことができず、逆に効率が低下するためです。

クローゼットを整理するとき、毎日使う服は取り出しやすい位置に、季節ごとのアイテムはまとめて収納しますよね。

たとえば、「ジャケット」「シャツ」「パンツ」などカテゴリごとに整理することで、欲しい服がすぐに見つかります。しかし、あまりに細かく分けて、「シャツ→白シャツ→長袖→素材別」などと奥の方まで分類してしまうと、毎朝の準備で「どこに入れたっけ？」と探すのに手間がかかってしまいます。

同様に、フォルダーも階層が複雑になればなるほど、迅速なアクセスが困難になり、結果として業務効率を損なうことになります。

そこで、大分類、中分類、小分類の３つの階層を設定します！

大分類フォルダーを作成する

まず、最初に大分類となるフォルダーを設定します。

このフォルダは広範囲の要素を含むため、例えば「仕事」と名付けます。この「仕事」フォルダーには、仕事に関連するすべてのファイルをまとめます。そして、管理しやすくするために、その中でさらに中分類のフォルダを作成していきます。

他の大分類の例としては「プライベート」などがあります。このように、最も抽象度が高く、広い範囲をカバーするフォルダーを作成することがポイントです！

中分類フォルダーを作成する

次に中分類フォルダーを設定します。

中分類は、業務内容によって異なります。「A社」「B社」といった取引先名や、「プロジェクトA」「プロジェクトB」といったプロジェクト名が適している場合もあります。また、事務業務では「経費管理」「契約書」といったカテゴリーが必要になるかもしれません。このフォルダー分けは、自分の作業スタイルに合わせてマイルールを作りましょう！

また、時系列で整理したい場合、「仕事」フォルダーの下に「2021」「2022」と年別のフォルダーを作り、その中に取引先名やプロジェクト名のフォルダーを配置する方法も有効です。

小分類フォルダーを作成する

最後に、小分類フォルダーを設定します。

小分類として中分類よりも具体的な内容を扱うフォルダーを作成しましょう！

小分類フォルダは、データをより細かく整理するための最後のレイヤーとなり、必要な情報への迅速なアクセスとデータの視認性向上を目的としています。

ポイント

フォルダの階層は、3階層が最も効率的です。2階層ではフォルダの細分化が十分にできず、効果的なデータ管理が難しくなります。

一方で、4階層以上にすると、逆に複雑になりすぎて、データの検索が煩雑になり、効率が落ちてしまいます。いくつかの方法を試した結果、3階層が最もバランスが取れており、データ管理がスムーズに進みました。

とはいえ、この3階層が絶対というわけではなく、あくまで私の経験に基づく最適な形です。ぜひ参考にしていただき、ご自身に合った最適な方法を見つけてください！

フォルダー名の先頭に0~3の数字を振る

フォルダーは通常、アルファベット順や五十音順で並ぶため、関連性の高いフォルダーがバラバラになってしまうことがあります。

その結果、必要なファイルを探すのに時間がかかり、作業効率が下がることもあります。そこで、フォルダーを意図した順序で整列させ、スムーズに作業を進めるためには、並び順をうまくコントロールする工夫が欠かせません。

並び順が整っていないと、フォルダーがバラバラに表示されてしまい、必要なフォルダーを毎回探さなければならなくなってしまう
‍

これでは手間が増え、作業効率が下がってしまいます。したがって、フォルダーには以下のルールに従ってフォルダー名の先頭に数字を振りましょう。
‍

・

0_〇〇：常時上の方に固定したいフォルダー

・

1_〇〇：今後確実に1度は開くフォルダー

・

2_〇〇：今後開くかわからないフォルダー

・

3_〇〇：今後おそらく開かないフォルダー

それぞれのカテゴリが具体的にどのような役割を担っているのかというと以下のようになります。
‍

この場合、フォルダを分類する際に、使用頻度を厳密に判断する必要はありません。フォルダ名を決めるときは、あくまでおおまかな感覚で問題ありません！

数字を振る作業は、フォルダー管理の利便性を少し向上させるための工夫であり、「必ず使用頻度に基づいて正確に分類しなければならない」というものではないからです。

大量のファイルやフォルダを管理する際は、シンプルであることが大切です。使用頻度が高いものから順に整理されていれば、検索が容易になりますし、作業もスムーズに進みます。このようにしてフォルダ名の先頭に数字を付けることで、さらに使いやすくなるでしょう！

また、仕事を進める中で、どの中分類にも当てはまらないファイルが発生することはよくあります。そんなときに、どこに保存するか迷ってしまうのは時間の無駄です。その際は、ひとまず「大分類フォルダの中に保存しておくことでその問題を解消できます。

大分類フォルダーはとりあえず保存する場所としても活用する

フォルダを3階層で構成し、大分類ごとに一時的な保存場所を設けることで、ファイルの所在不明によるリスクを大幅に軽減します。

この方法により、必要な情報を大分類フォルダ単位で一元管理できるため、後から容易にファイルを検索・確認することが可能です。

また、一時的な保存により余裕を持って適切な分類作業を行えるため、ファイル管理のストレスを軽減し、結果として業務効率の向上にもつながります。この仕組みは、日々の業務における情報整理の負担を最小化する効果的なアプローチです！

ファイル名の命名規則

フォルダー構成が整ったら、次はファイルについて考えていきましょう！

ファイルの名前の付け方を工夫することで、管理の効率が格段に向上します。適切なファイル名の規則を作ることはファイルの検索性を高め、重複や混同を防ぎ、業務全体をスムーズに進めるための重要な要素です。

一貫性のあるファイル名の命名規則を習得し、最も効率よくファイル管理できる環境を整えましょう！

１．中身のわかるファイル名にする

ファイル名は、中身がわかる具体的なファイル名にしましょう。

中身がわからないファイル名だと、繰り返し利用したい際にファイルの検索性が損なわれてしまい、適切に管理できません。ファイルの中身がわかる名前にするために、「〇〇の〇〇」を意識して命名します。

例えば、以下のようなファイル名では、その内容や目的が即座に把握しづらいです。

これらは内容が曖昧で、誰に対するものか、どのプロジェクトに関するものかがわかりにくい状態です。
‍

・

「契約書」：どの相手や案件の契約書なのかが不明

・

「最新」：何に対する最新なのかがあいまいで、バージョン管理がしにくい

この場合、より具体的で分かりやすいファイル名にすることが重要です。より具体的でわかりやすいファイル名にするには、誰に対するものか、どのプロジェクトに関連するかなど、必要な情報を含めましょう！

例えば、「○○様_契約書」や「○○プロジェクト_提案書」といった名前を付けることで、ファイルの内容が一目でわかるようになります。

このように、ファイル名の最初にカテゴリを置き、その後に「_」で区切って詳細を加えるという、「〇〇の〇〇」という形式を意識して命名してください。

‍また、「○○の○○」という形式を使う際には、以下のように大まかなカテゴリを先頭に置き、その後に詳細な情報を加えるのが効果的です。

・

例：「Aプロジェクト_プレゼン資料」

・

例：「B様_契約書」

このルールを守るだけで、ファイルの中身が簡単に把握でき、管理しやすいファイル名を作成することができます。

２．日付は「yymmdd」形式で記入

更新日時やバージョン管理が必要なファイルには、ファイル名に日付を追加することをおすすめします。

ただし、すべてのファイルに日付を入れる必要はなく、必要に応じて判断しましょう。日付の表記方法としては、以下の２つの表記方法が適しています。

・

「220915」（yymmdd形式）

・

「20220915」（yyyymmdd形式）

「0915」のような表記では、どの年の9月15日かがわからず、他の時期のファイルと混同するリスクがあります。そのため、年を含めた表記にすることが重要です。

特に「yymmdd」形式は、年月日をすべて含みながらも文字数が少なく、効率的です。ファイル名に日付を加える場合は、この「yymmdd」形式を使用することで、スッキリと整理できます。

３．起動頻度に応じて1~3の番号を先頭に振る

ファイルもフォルダー名同様、以下のルールに従ってファイル名の先頭に数字を振ると、使用頻度ごとにファイルが自動で並び替えらえるので、より効率的にデータ管理することができます。

・

0_〇〇：常時上の方に固定したいファイル

・

1_〇〇：今後確実に1度は開くファイル

・

2_〇〇：今後開くかわからないファイル

・

3_〇〇：今後おそらく開かないファイル

ファイルの命名規則のまとめ

ファイル名の命名規則について、合計３つのルールをご紹介しましたが、まとめると以下になります。

ファイル名の先頭に数字を振り、使用頻度が高い順に並べる

「〇〇の〇〇」という形式で中身のわかる具体的なファイル名にする

更新日時やバージョン管理が必要なファイルには「yymmdd」形式で日付を入力する

このように、効率的にデータを管理するための規則を設けることで、データ管理は非常に快適になります。ぜひ活用しましょう。

フォルダー管理をショートカットキーで爆速化する

フォルダー管理を最速でスタートする

まずはフォルダー操作を最速でスタートさせるためにも、エクスプローラーをショートカットキーで起動しましょう！

❶「Windows + E」を押して
‍

❷ エクスプローラーを開く
‍

このショートカットキーを用いることで、一瞬で起動できます。エクスプローラーの「E」でショートカットキーも覚えやすいですね。！

最速で目的のファイルに移動する

「Windows + E」でエクスプローラーを開いた後に、マウスに持ち替えてしまうと、せっかくの操作速度が落ちてしまいますよね。

実は、エクスプローラー内のほとんどの操作はキーボードだけで行うことができます！

キーボード操作を活用すれば、マウスへの切り替えが不要になり、作業効率が大幅に向上するのでここではキーボードを用いて操作できるテクニックをご紹介します！

矢印キーでフォルダーを開く

エクスプローラを開いたら、まずクイックアクセスが操作できる状態になります。そこでまずは「矢印キー」を用いて、フォルダーを選択し、「Enter」で開きましょう！

❶ 矢印キーを押すと

・

「←」：左に移動

・

「→」：右に移動

・

「↑」：上に移動

・

「↓」：下に移動

❷「矢印キー」で選択し、「Enter」で開く
‍

ひとつ前の画面に戻りたいときは「Alt + ←」

また、ひとつ前の画面に戻りたいときは「Alt + ←」でいつでも瞬時に戻ることが可能です。

❶「Alt + ←」を押すと
‍

❷ ひとつ前の画面に戻る
‍

ひとつ先の画面に進みたいときは「Alt + →」

また、ひとつ先の画面に進みたいときは「Alt + →」でいつでも瞬時に進むことが可能です。

❶「Alt + →」を押すと
‍

❷ ひとつ前の画面に進む
‍

フォルダ内の末尾、先頭に最速で移動する

フォルダー内にファイルが多く、目的のファイルが末尾に近い場所にある場合、矢印キーで移動すると時間がかかりますよね。そんな時は「PgDn」を使いましょう！

❶「PgDn」を押すと
‍

❷ フォルダー内の末尾のファイルが選択される
‍

また、先頭に移動したい場合は「PgUp」を使用すると先頭に移動します。
‍
❶「PgUp」を押すと
‍

❷ フォルダー内の先頭のファイルが選択される
‍

おさらいですが、フォルダー内で特定のファイルを開きたいときは基本、「矢印キー」で選択されるファイルを移動し、「Enter」でファイルを開くようにしましょう！

大量にファイルがあるときは、頭文字ジャンプを活用

大量フォルダーの中で、ファイルを素早く選んで開くテクニックをご紹介します！

フォルダー内にたくさんのファイルがあると、ファイルを上下しながら探しすのは一苦労しますよね。必要なファイル名がわかっている場合、一瞬で探す方法があります。

❶ フォルダー内のファイルを一つ選択
‍

❷ 探したいファイル名の頭文字を入力する
‍

❸ その頭文字から始まるファイルへと一発でジャンプできる
‍

ちなみにこれは日本語のファイル名でも活用できます。

フォルダー内のファイルを一つ選択した後、そのまま日本語入力を始めると画面左上に表示されますので、そこで変換して「Enter」を押すとその文字から始まるファイルへと一発でジャンプできます。

日本語入力でもファイルにジャンプできる
‍

開きたいファイル名がわかっている場合は、このようにしてファイルを開きましょう！

検索を活用すると一発で探せる

特定のファイルを探すとき、最も実用的なファイルの探し方は、検索を用いることです。

ファイルが入っているフォルダーを開いて、「F3」を押すだけで検索窓にカーソルが移動するので、ファイルの名前の一部を入力すれば、その検索に応じた候補がただちに表示されます。

スペースで区切って検索語彙も追加することができ、どんどん候補を絞り込んで検索可能です！

❶ 探したいファイルが入っているフォルダーを開いて「F3」を押す
‍

❷ ファイル名を検索
‍

この検索機能は、開いているファルダーのすべてのサブフォルダーの中も検索できるので、明確にどのフォルダーにファイルが格納されているか明確でない場合にも活躍します！

また、検索機能は単にファイルを見つけるだけでなく、特定の種類のファイルを一時的にまとめるのにも役立ちます。たとえば、「docx」と検索すれば、複数のサブフォルダに散らばっているWordファイルを一括で表示し、確認することができます。

このように、検索機能を活用してファイル管理を効率化しましょう！

ファイルの中身を一瞬で確認する

仕事で使いたいファイルを探していると、ファイル名だけでは中身がわからず「どれが目的のファイルかわからない」という経験はありませんか？

そのような時に、ファイルを一つずつ開いて確認するのは避けるべきです。ファイルを開いては閉じる作業を繰り返していたら、時間がいくらあっても足りません。

実は、ファイルを開かずに中身を一瞬で確認できる方法があります。

❶ ファイルを選択
‍

❷「Alt + P」を押す
‍

❸ 画面の右側にプレビューウィンドウが表示され、ファイルの中身が確認できる
‍

様々なファイル形式に対応していてい、テキストファイル、PDF、Excel、Word、PowerPointなどのOfficeファイルも対象です。

この方法を使えば、無駄な時間をかけずに必要なファイルを素早く見つけることができます！

アイコンの表示を瞬時に切り替える

目的の画像ファイルを探しているとき、アイコン表示だけでは直感的に画像を見分けられず、ファイル名だけを頼りに探すのは不便ですよね

何の画像だったか忘れた...
‍

その場合、以下の手順を踏んでアイコン表示を切り替えて、画像の内容が見えるようにしていませんか？
‍

❶ 「表示」タブをクリック

❷ 切り替えたいアイコンタイプをクリック

この動作、「Ctrl + マウスホイール」で、より簡単にアイコンの表示を切り替えることができます。
‍

❶ 「Ctrl + マウスホイール」
‍

❷ アイコン表示が順に切り替わる
‍

なお、アイコンの表示方法や並べ替えの設定は、フォルダごとに保存されます。ですので、各フォルダに最適な表示方法を設定しておくと作業がよりスムーズになります！

最も快適にファイルを選択する

このフェーズでは、ファイルを選択する際のショートカットキーをまとめてご紹介します。

基本のショートカットキーなのでおそらく多くの方が知っているかと思いますが、もしかしたら知らないワザがあるかもしれませんので、ぜひ確認してみてください！

連続してファイルを選択

ファイルを連続して選択するときは、「Shift + 矢印」が最も効率的です！

❶「Shift + 矢印」を押すと
‍

❷ 連続したファイルを複数選択できる
‍

また、「Shift」キーを押しながらファイルをクリックすると、最初にクリックしたファイルから次にクリックしたファイルまでのすべてのファイルが一括で選択されます。

大量のファイルを一度に選択したいときに非常に便利な方法なので、ぜひ覚えておきましょう！
‍

❶「Sfhit」を押しながらファイルをクリックすると
‍

❷ 最初にクリックしたファイルから次にクリックしたファイルまでのすべてのファイルが一括で選択
‍

連続してファイルを選択する場合は、以上の２つの手法を用いて実行しましょう！

ファイルを飛び飛びに選択する

飛び飛びの位置にある複数のファイルを選択したい場合は、Ctrl + クリックが便利です。

Ctrlキーを押しながら、選択したいファイルを一つずつクリックすることで、離れた場所にあるファイルでもまとめて選択できます！

❶「Ctrl」を押しながらファイルをクリックすると
❷ ファイルが飛び飛びにあっても複数選択できる
‍

❸ さらに、選択したファイルを一部解除したいときも、Ctrlキーを押しながらもう一度クリックすれば、そのファイルだけ選択を解除できます。

この方法を使うことで、連続していない複数のファイルを効率よく選択・管理できるようになります。また、キーボードのみで完結したい場合は、Ctrlを押しながら矢印で移動して、Spaceで選択する手法も効果的です！

フォルダー内のファイルをすべて選択する

フォルダー内のすべてのファイルを選択したい場合は、「Ctrl + A」を活用しましょう。

❶「Ctrl + A」を押すと
‍

❷ フォルダー内のすべてのファイルが選択される
‍

ファイルの移動を自在に行う

ファイルを移動する際、多くの方はドラッグアンドドロップで行うことが多いかと思います。

しかし、この操作にも実はより効率的で便利なテクニックがいくつか存在します。ここでは、これらのテクニックを余すところなくご紹介し、日常のファイル管理をさらに快適にする方法をお伝えします。

これらの方法を活用することで、単なるファイル移動がスムーズになり、業務全体の生産性向上にもつながるでしょう！

ドラッグ＆ドロップでファイルを「コピー」する

通常のドラッグ&ドロップでは、そのファイルの移動は行えますが、その他の操作は実行できません。

しかし、この動作に「Ctrlキー」を加えることで、ファイルをコピーに切り替わります！

❶「Ctrl + ドラッグ」をしてドロップすると
‍

❷ コピーファイルが生成される
‍

ドラッグ＆ドロップでファイルの「ショートカットを作成」する

Alt + ドラッグでは、ファイルのショートカットを作成する操作に切り替わります！
‍

❶「Alt+ ドラッグ」をしてドロップすると
‍

❷ ショートカットファイルが生成される
‍

また、ドラッグ中に操作を取りやめたいときは、「Escキー」を押せば操作をキャンセルできます。

これらの操作を覚えておくことで、ファイルの移動やコピーをミスなくスムーズに行えるようになりますので、ぜひ活用してください！

フォルダーを一瞬で作る

新規フォルダーを作成する場合、どのように行っていますか？

「Ctrl + Shift + N」を押すと新規フォルダーが作成されるこのショートカットを使うと、エクスプローラー上で瞬時に新しいフォルダーが作成され、作業がスムーズになります！

右クリックを使うよりも格段に速く、効率的に進められます。新しいフォルダーを作る際は、ぜひこのショートカットを活用して、作業時間を短縮しましょう。

❶ 画面を右クリック

❷ 「新規作成」をクリック

❸ 「フォルダー」をクリック

このようにフォルダーを作成するたびに、右クリックしてメニューを開き、「新規作成」を選んでいませんか？この方法では、時間がかかりすぎて非効率です。

実は、「Ctrl + Shift + N」を使えば、あっという間に新しいフォルダーを作ることができます！
‍

❶「Ctrl + Shift + N」を押すと
‍

❷ 新規フォルダーが作成される
‍

このショートカットを使うと、エクスプローラー上で瞬時に新しいフォルダーが作成され、作業がスムーズになります！右クリックを使うよりも格段に速く、効率的に進められます。

新しいフォルダーを作る際は、ぜひこのショートカットを活用して、作業時間を短縮しましょう！

ファイル名を最速で変更する

ファイル名を編集するとき、毎回右クリックから「名前の変更」を選んでいませんか？この方法だと、何度もクリックする必要があり、そのたびにマウスをボタンまで移動してクリックし、また別の場所へ移動してクリック…と、非効率的ですよね。

実は、これをもっと簡単にするショートカットがあるんです。
ここでは、ファイル名をよりラクに、より速く変更するテクニックをご紹介します！

ファイル名の変更は「F2」

❶ ファイルが選択された状態で「F2」を押すと
‍

❷ ファイル名が編集状態になる
‍

連続してファイル名を変更する

ひとつだけファイル名を変更する場合は、「F2」は非常に便利ですが、複数のファイル名をまとめて変更したい場合、毎回「F2」を押すのは面倒ですよね。

そこで、複数ファイルの名前を一気に編集する方法を紹介します！

❶ 「F2」を押して、まず1つ目のファイル名を編集
‍

❷ 新しいファイル名を入力した後、「Enter」で確定する代わりに、「Tab」を押す。すると、次のファイルに自動的に移動し、ファイル名を編集できる状態になる
‍

❸ 次のファイル名を入力し、「Tab」を再度押すことで、次々とファイル名を編集できる
‍

この方法を使えば、複数のファイルを連続して素早く編集でき、作業効率が大幅に向上します！

複数のファイルに連番を付ける

さらに、複数のファイルに連番を付ける便利な方法もあるのでご紹介します！
‍

❶ 複数のファイルを選択
‍

❷ 「F2」を押し、1つ目のファイル名を変更し、「Enter」を押す
‍

❸ これにより、「ファイル名(1)」「ファイル名(2)」... といった連番が自動的に付けられる
‍

これらの方法を覚えておくと、ファイル名の変更がスムーズにできるようになりますので、ぜひ活用してみてください！

第４章のショートカットキーを復習しましょう

第4章で学んだショートカットキーを再確認し、検索に頼らず自然に使いこなせるよう習得を目指しましょう。

各タブをクリックすると、対応するショートカットキーが表示されます。自分がどれだけショートカットキーを覚えているかを確認しながら、復習を進めてみましょう！

あなたのフォルダ管理は劇的にラクになる!!!